古くより茶の湯の菓子等で知られる和三盆糖とは
徳島県板野郡引野村の丸山徳弥によって始められたと伝えられており
二百五十余年の伝統を持つ天下の名糖です。
この一帯は東西に連なる阿讃山脈と豊かな吉野川の清流に育まれた風土、
気候が最も甘蔗栽培に適しており、
特産の砂糖黍から厳冬の間白下糖を作り、
盆の上で3日間丹念に灰汁を抜き、
まろやかな微粉末になるまで何度も繰り返し、
研がれたのが伝統の味を今に伝える阿波和三盆糖でございます。
弊舗の御干菓子は、この最高級の阿波和三盆糖の持ち味を生かし
お口に含むと静かに沁みいる上品な甘味とほのかな香りは、
一服の緑茶、珈琲に調和してふくよかなひと時をかもし出してくれます。
ご進物に、お茶うけに手づくりの味をご賞味ください。

 

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和三盆糖の元となる竹糖の収穫です。
5月に植えて12月から収穫されます。
上白糖などの砂糖黍とは違った物です。
徳島の一部製糖所が砂糖黍の中でも糖度が
特に強いこの竹糖を原料として和三盆糖を製造しております。
和三盆糖といいますと香川讃岐の砂糖と
徳島阿波和三盆糖と同じ物と思われているかもしれませんが、

製糖所、その製品、 1回毎の出来上がりが違います。
和菓子屋の中でもその違いが分かる人は少ないと思います。

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栽培農家より持ち込まれた竹糖を圧搾機によって
汁を絞り出します。
これを昔は牛の力を借りて絞っていました。  
これを煮釜に取り込みます。

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絞られた黍汁を加熱、殺菌、灰汁取りをします。

 

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煮釜より冷却用の釜に移し、プロペラで荒熱を取り、
素焼きの甕に移します。
これは素焼きでないとダメです。
冷却後、別の樽に移し、養生させます。
これが白下糖です。
これまでの工程は12月から砂糖黍の収穫量にもよりますが、
2月半ば位まで、厳冬の間、白下糖作りが続きます。

 

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白下糖を樽より取り出し、研ぎの作業に入ります。
研ぎとは白下糖と言う源糖を盆の上にのせ、
ベテランの職人の手によって何度も灰汁と蜜を抜き、
この作業を、3日間繰り返したことから
和三盆の語が生まれたそうです。
現在ではより繊細なまろやかさを出すために、5日間、
研ぎの作業を繰り返しております。

 

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5日間研がれた和三盆糖を乾燥させて出来上がりです。
和三盆糖はお干菓子や全国の有名菓子店の銘菓などに
広く使われて重宝がられております。

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資料提供:岡田糖源郷