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スタッフ日記
こんにちは。スタッフrikaです。 今日も暑い一日でしたね。お干菓子の型打ちをしているとじっとり背中が汗ばんできます。
さて、当店の店主、谷崎龍華といえば工芸菓子。今日も奥の作業場をのぞくとアジサイの花の製作中でした。4枚の花びらを細い針金に留めたものに、1本ずつ緑色の茎の部分を巻き付けているところでした。 あまりの可憐さに思わず1本手に取ると「あっ」と叫んだときにはもう遅く、うっかり乾いていない茎を持ってしまい緑色の餅が親指と人差し指にぺったり!もう平謝りするしかないのですが、心優しき龍華氏は「いけるよー」とニッコリ笑ってくるくると修正してくださいました。
この工芸菓子、ほんまに繊細で壊れやすいのです。過去の個展でも何度か運搬のお手伝いをさせていただきましたが、どんなに気をつけていても運搬に使用したトラックや狭い通路には、毎回割れた葉っぱや花びらがパラパラとこぼれ落ちています。 どんなお手伝いでもしたいのはやまやまですが、できれば手を触れたくないというのも本心。うっかり落としたりしようものなら、あの穏やかな龍華氏もきっと鬼にっっっ! 大変な時間と労力をかけた作業を近くで見ているだけに迂闊に「持ちまーす!」なんて言えません。 もっとも当の龍華氏も他人には触らせたくない作品もあるらしく、鷹や白鷺などの大作は、いつも自分で大事そうに抱えて運んでいます。きっと北海道や沖縄に運ぶことになったとしても、何時間でも抱えたまま食事もトイレも我慢して移動することでしょう。
このアジサイ、完成の暁には古木を鋭いツメでガシッとつかんで睨みを利かせている鷹の足下にあしらうそうです。 見応えのある作品になりそうでめっちゃ楽しみです!
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