スタッフ日記 8月22日
龍華師匠の陶芸も一段落したようです。
手びねりの温かみのある花瓶。
渋い錆色の楽茶碗は持った感じも柔らかく手に馴染みます。

それにしても師匠の仕事はめちゃめちゃ早い!
ちょっと目を離した隙に茶碗の2~3個くらい
あっという間にできています。
「ほんま生き急いどうねー!」
思わず言ってしまいます。

それくらい常に師匠は陶芸のこと、工芸菓子のこと、
書のこと、お菓子作りのことを
いつもいつも考えているそうです。

rikaちゃんありがとう。
何時もrikaちゃんには助けられています。
rikaちゃんによく生き急いでいると言われるが、
自分では、まだまだやりたい事全々出来てないと思っている。

お盆過ぎて、暇に成ると思い気や、かなりの数量の和三盆お干菓子の注文、
イベントの依頼、資材の補充等、気の抜けない日々が続いている。
大変だが結構充実している。

上記の陶器だが、rikaちゃんめっちゃ早いと言ってくれるが、
黒楽茶碗、今回は10回位焼いただろうか、納得する出来栄えに中々ならない。
今回の10碗余りも、過去作品を凌駕した茶碗になっただろうか?。いえいえ
全然なってない。
そんなレベルの陶芸である。

爺バカ  魁星の阿波おどり、報告しなければいけないだろう。
     3日目(最終日)この目で確かめました。私も都和を抱いて、初めて
     にわか連に混じって魁星を観察した、この日は魁星最初から興奮して
     はしゃぎっぱなし、持つ技のオンパレードだった。有名連のお姉さんから
     スカウトされたと、娘が自慢自慢、私以上の親バカです。
     何れにしても、魁星一皮むけた、最高の鳴門の阿波おどりでした。
スタッフ日記 8月10日
徳島鳴門は阿波踊りのまっただ中。
毎夜ぞめきのリズムが街に鳴り響きます。
心がわくわくそわそわしっぱなし!

男踊りの勇ましく男らしい動きも
女踊りの優雅で艶っぽい足裁きも
鳴り物の腹に響く力強さも、たまらなく大好きです。

踊っているときばかりは
どんなに腹が出ていようが太かろうが顔がどうだろうが
みんな男前と美人に見えます。
阿波踊りマジック!

鳳月坊のお祭り男、魁星くん。
「うるさい!」と怒られながらも
1年間毎日やっとさーやっとさーと踊りまくってきた成果を出すとき。
にわか連に入って見事桟敷の中を踊ってきました。

有名連のDVDを毎日見ているだけあって
ほんとにめっちゃ上手なのです!
周りから「あの子上手ねー!」という声が聞こえるほど。

有名連の本物の奴の隣りで
奴のマネをして道路に寝っ転がりバタバタして
見物客を楽しませることもできました。

鳴門、徳島とまだまだ阿波踊りは続きます。
熱く楽しい夏です!

爺バカ 魁星踊ったなんて本当に信じられない。初日この爺バカも魁星を追って演舞場にいったのだが、全然踊る気配無く、今年もがっかりしちゃった。2日目は、都和を連れて2人での見学でした。
この都和も阿波踊り魁星の影響で大好きだが、人前に出るとまるっきりダメなのです。

しかし、後で魁星が踊ったと聞いて、まだ信じられない。
今日の最終日、魁星行く気だそうだから、この眼でたしかめたい。

魁星は本当にrikaちゃん大好きだから、rikaちゃんの強烈な後押しの影響と思うが、あと1時間後が楽しみである。

鳴門の踊りは今日(11日)迄ですが、12~15日迄徳島市内が踊り一色で沸きあがります。
皆様もこの雰囲気一度あじわってください、最高に楽しいですよ。
陶芸
久しぶりに土に触れてみたが、手びねりでの大物は重く形を整えるのは本当に難しい。「ろくろ」を使えば、軽く美しく出来るかも知れないが、和菓子職人のこだわりがそれを許さない。手びねりのおもしろさ、同じ物が2つと無く、素人ぽく、ほのぼのとした味わい、やはり好きです。

私のこだわりは、茶碗に最も感じると思います。それは納得がいくまで何度も焼くのです。
電気窯故、微妙な温度調節が出来凄く楽です。
一時期、薪窯も検討しましたが、さすがに、そこまでやると本業に支障をきたすと、思い止めたのです。
今も窯の内は1250℃目指して上昇中です。肌身はなさず何時も触れていたい茶碗、5碗作りたいです。

間もなくお盆、鳴門はもう阿波踊りの桟敷つくりが進んでいます。県内のトップをきって9~11日迄熱気があふれます。

商売頑張ります。
スタッフ日記 7月30日
このところ工芸菓子に熱中していた龍華師匠。
1年半ぶりに陶芸を再開しました。

写真は、素焼きのあと赤楽、白楽、黒楽の釉薬を塗った茶碗と
工芸菓子の菊を生けるための壷。
このあと作業場に設置してある電気釜で
1200℃という高温で焼き上げます。

昼食も終わり午後の仕事にとりかかってしばらくすると
「今から電気釜を1200℃に設定して点火するけどいいか?」
と龍華師匠に聞かれました。

「30℃あたりでヒーヒー言ってるのに1200℃にするってか!?」
思わず師匠に向かって暴言を吐くところでしたが、
いや、思わず口に出していたような気もしますが、

「いけるだろ?一番温度が上がるのは夜中の3時やけん」
にっこり微笑んだ師匠によってスイッチは入れられ
暑い作業場の片隅で電気釜は着々と温度を上げていくのでした。

しかし、師匠の燃え盛る情熱に比べれば1200℃なんてぬるいぬるい。
まるで5月のそよ風みたいなもんです。
一晩中クーラーをかけて換気扇も回していてくれたおかげもあって
翌朝出勤したときには全くいつもの室温でした。

作品の出来映えは釜の温度が下がってふたを開けるまでわかりません。
楽しみです!!
コンテスト作品
先日、徳島市のホテル(グランビリオ)で行なわれた、第53回全国菓子研究団体連合会総会内、第4回技術コンテストの参考作品、私作の2点と弊舗女性社員3名が挑んだ工芸菓子の作品をUPしました。
左の工芸菓子をクリックして下さい。

私なら、正面から全体を捉えたのを採用するが、彼女達このデータでも大胆なドアップ画面を要求してきた
この分野は、個性第一だから彼女達の言う通りUPしました。
秋に何か作るそうですよ。
スタッフ日記 7月19日
暑いこの時期におすすめ、
琥珀羹(こはくかん)の紹介です。

夏によく作られる琥珀羹は
寒天に甘みを加えて固めたもので、
透明感を活かして水、川、空など様々なものを表現することができます。

この鮮やかな緑の紅葉をかたどった寒天の中には大納言のつぶあんが。
菓銘は涼しげな「木蔭」。

私が驚いたのは紅葉の型です。
ゼリーのように金属の型を使うのかと思いきや
出てきたのは大量の京焼。

白い京焼の型に緑の寒天を流しこんだときの綺麗なこと!
型にまで焼き物を使うなんて、和菓子って風情がありますねー。
お茶会
12日(金)京都市左京区岩倉に在る、実相院門跡にて、心のお庭プロジェクトチャリティ茶会があり招待に預かり出席しました。この庭は江戸時代より続く、小川家の当主の監修で進められ、ほぼ完成に近づいたのを機に催うされたと伺いました。小川氏の流調なお庭説明の後、いよいよ茶席へ、主客は、釜師の大西清右衛門様がつとめ、何と私が次客でした。他に、京都大学にていろんな学部の教授をされている、理学博士の中辻様ご夫妻等、めったにお目にかかれないお人達20人限定の茶会で、亭主をつとめたのは、表千家の久田家でした。お道具、お菓子、点心、全てに行き届きこの人達と、お茶を通じて3時間共有出来た事、私の人生に最高の思い出に成ると思います。

京都での出来事、それは私の常宿、東本願寺前の北海館「お花坊」の女将さん、この御人抜きでは語れ無い程、上洛の際御世話になっています。女将さん本当にありがとうございました。
全国菓子研究団体連合会総会
無事、盛会裡に終了しました。徳島、香川二六会の会長、役員、会員良く頑張りました。多少の至らぬところはあったと思いますが、それを差し引いても担当会としては満点と思います。
会のもう一つのイベント、コンテストに於いて、弊舗の出展者3名の内2人の作品が金賞をいただきました。この栄誉は本人にとっても弊社にとっても快挙です。本当に良くやったと思います。
しかし乍、全て上手くいかないのが世の常、私の最も期待していた弟子の作品が落選したので3名全てメタルと言うのも厚かましい話ですが、これに負けず強く逞しく成長してもらいたいと願うばかりです。

明日は暑い中、京都での茶会に行って来ます。では。
スタッフ日記 7月9日
じゃーーーん!!
昨日行われた全国菓子研究団体連合会の技術コンテスト。
美和ちゃんは工芸菓子Aクラスで、
私は工芸菓子Jクラスで、それぞれ金賞を頂きましたー!

毎日ビリケン都和ちゃんの足の裏をなでていたご利益でしょうか。
常に身近で龍華師匠の技を見せてもらっていたからでしょうか。

まだまだ技術も知識も足りなさすぎるのですが
この受賞はとっても励みになりました。

今まで師匠以外の方の作品を見たことがなかったのですが
今回は全国から熱心な和菓子職人の方々が集まって
工芸菓子だけでなく盆景や上生菓子など
美しく繊細な丁寧に作り込まれたたくさんの作品を
近くでじっくりと拝見させて頂き
ほんまに勉強になりました。

もっともっと修行を積んで
もっともっといろんなものを作ってみたいと思いました。

次はなにを作ろっかなー。
また都和ちゃんの足の裏をなでながら考えます。
コンテスト
7月8日、徳島市のホテル、グランビリヲにて、全国菓子研究団体連合会の総会が行われます。3ヶ月前より担当の徳島、香川二六会では準備を進めて来ましたが、いよいよ2日後に迫って参りました。私から見れば、会長を中心に若い人達が団結して一生懸命取り組んでいるので、成功、盛会裡に終わるのを祈るばかりです。私は地元故、参考になるかどうかわかりませんが、2点工芸菓子を展示します。
タイトルのコンテストとは、この総会のもう一つのイベント、お菓子の技術コンテストが行われます。この機会に先日来指導してきた3名の作品を応募しました。受付の担当もあるので作品持参で参加して、他の人の作品と比較し鑑賞眼を深めてもらいたい一心と全国級の作品が、どのレベルなのか感じてもらい製作意欲を高めてくれれば3名には大変意義のある大会になると思います。

店のお客様には大変申し訳ございませんが7月8日(月)和庵 鳳月坊は臨時休業となります。
宜しく御願い申し上げます。